牛乳石鹸、良い石鹸〜♪といえば、アラフォーの皆さんは聞き覚えがありますよね?
『カウブランド』とも呼ばれる牛乳石鹸共進社。
その歴史は古く、なんと1928年から「カウブランド 赤箱」が発売開始されています。
おそらくこのブログを読んでくださっている方々がよく目にする牛乳石鹸は
『赤箱』と『青箱』だと思います。
ここではその2種類の違いや、ここ数年またブームとなっている理由を調べていきたいと思います。
牛乳石鹸のパッケージの由来
牛乳石鹸といえば、赤箱も青箱も、牛のマークが印象的ですよね。
どうして牛のマークが描かれているのかというと
「商いは牛の歩みのごとく」とは古くからいわれている格言で、これは前へ進んでも後ろへ退くな、ねばり強く前進せよという意味です。堅実な経営のもと、誰からも愛される製品を提供しよう!という企業理念からも、まじめで親しみのある牛が選ばれました。以来、牛のマークは社のシンボルとしてたいせつにされています。
(公式Webサイトより)
とのことです。
てっきり牛乳を原料に使っているからだと思っていました…
赤箱の理由
「赤」は、古くから日本をはじめ中国などでも縁起の良い色とされていることや、赤い箱から真っ白な石けんが出てくるという視覚的なおもしろさなども考慮して決まったそうです。
また、1974年のデザインリニューアルで箱の背景色をピンクに改めたところ、売上が大幅に減少。消費者や販売店からも「赤箱の色が褪せたように見える」といった意見が相次いだため、短期間で背景色を赤に戻すことによって売上を回復させたということです。
青箱の理由
一方、青箱の理由は公式サイトには記載されていません。
きっと赤箱の対となる商品として販売されたので、青い箱になったのではないでしょうか。
調べたところ、赤・青以外にも、全国向けの白箱と、九州地方限定で緑箱も発売されていたそうです!
牛乳石鹸の赤箱と青箱の違い
洗い上がり
赤箱は、しっとりすべすべのなめらかな肌触りに洗い上げます。洗顔にも使えます。
青箱は、さっぱりすべすべ肌に洗い上げます。
泡立ち
赤箱は、ゆたかでクリーミィな泡立ち。
青箱は、ゆたかでソフトな泡立ち。
うるおい成分
赤箱は、ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)とスクワラン(うるおい成分)配合。
青箱は、ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)配合。
ミルク成分とはミルクバターのこと。赤箱と青箱どちらにも配合されているこのミルクバターは新鮮な牛乳からつくられており、お肌をなめらかにし、キメを整えるとのこと。やっぱり牛乳も使われてたー!安心したー!
香り
赤箱は、やさしいローズ調の花の香り。
青箱は、さわやかなジャスミン調の花の香り。
粗末な石けんが出回っていた戦後の混乱期。「貧しく、つらい時だからこそ花の香りがただよう石けんをお届けしたい!」そんな想いから良質の石けんをつくり続けているそうです。
商品の種類と価格
赤箱は、
- レギュラーサイズ 1コあたり100g/税込110円(1コ・3コ入・6コ入)
- 赤箱 125 1コあたり125g/税込132円(1コ・2コ入)
- ギフト用 1コあたり100g/税込1,100円(10コ入)
青箱は、
- レギュラーサイズ 1コあたり85g/税込88円(1コ・3コ入・6コ入)
- バスサイズ 1コあたり130g/税込126円(1コ・3コ入・6コ入)
- ギフト用 1コあたり85g/税込880円(10コ入)
赤箱と青箱でサイズも違うんですね!知らなかったです!
赤箱にはなんと、スキンケアクリーム&入浴料も!
こちらの商品は、2020年9月に限定発売された商品の情報です。
数量限定でしたので、現在はもう売り切れているかもしれませんが、公式サイトには「※追加販売情報は随時更新予定。」とありますので、今度の再発売に期待しましょう!
スキンケアクリーム

赤箱ならではの、しっとり感とローズ調のやさしい香りの全身スキンケアクリームが発売されています。さらっとしてベタつきにくい使用感・身体だけでなく顔など全身にも使えるのが特長です。
入浴料

期間限定ショップでの販売で大人気商品だった入浴料「カウブランド 赤箱の香りのなめらかミルクバス」。
赤箱そっくりの見た目もかわいく、赤箱の香りを再現した入浴料。クリーミーホワイトのお湯色です。
牛乳石鹸ブーム再来!その理由は?

アラフォーの私が小さい頃、お中元やお歳暮の季節になると必ず見かけた牛乳石鹸ですが、中学生になる頃にはもうあまり見なくなったような…そして最近また、ブームが来ているのか色んなお店でそのパッケージを目にする気がします!
ボディーソープの出現
90年代に入ると、石鹸よりも使いやすく、可愛いパッケージのボディーソープが多く見られるようになりました。私の記憶ではCMなんかでも、いちごフレーバーなんちゃら、とか赤や黄色や緑といった、今で言う”映え”なボディソープを見ましたし、実際学校でもとても話題になっていました。時代はJKやJD最盛期。テレビや雑誌を見た女子たちのクチコミがすべて!石鹸の存在感はどんどん薄れていきました…
石鹸が見直されている理由
ボディソープの長所といえば、やはり泡立ちの良さ。今は既に泡の状態で出てくるボディソープも多くありますよね。一方、ボディソープの短所として挙げられるのは、合成界面活性剤が入っていること。肌が弱い人は特にバリア機能が低下してしまう傾向もあり、肌に負担がかかりやすいのです。
そこで見直されているのが石鹸です。界面活性剤を使用していない石鹸はお肌に優しく使えるので、今注目を集めています。
特に注目を集めているのが、牛乳石鹸の「カウブランド赤箱」。こちらは弱アルカリ性で、さらにミルク成分(新鮮な牛乳から作られたミルクバター)やスクワランといった天然由来のうるおい成分が含まれているので、洗顔にもぴったり。特に、乾燥肌で洗顔後の肌のツッパリが気になる方は、保湿成分が含まれている赤箱の石鹸が大人気となっています!
また、クチコミサイトを見ていると、牛乳石鹸でニキビが治った!という書き込みも多く見られます。もちろん体質による個人差はありますが、ニキビの出来はじめ、初期の頃に牛乳石鹸で丁寧に洗顔をすると改善される人が多いようです。背中のニキビに効果があった人も多いみたいです!
ちょっとレトロなパッケージが可愛いのもブーム再来の理由の1つですね!Instagramでも #赤箱女子 なんてハッシュタグがあります。
牛乳石鹸はこちらで購入できます
赤箱レギュラーサイズ
赤箱125
赤箱ギフト用
青箱レギュラーサイズ
青箱バスサイズ
青箱ギフト用
ちなみに…私は石鹸ぬめぬめするのが嫌なので、マグネティックソープホルダーも一緒に購入しました!
まとめ
ブーム再来の牛乳石鹸について調べてみましたが、いかがでしたか?
もちろん、手軽に使えるボディソープもいいですが、お肌にやさしい昔ながらの牛乳石鹸が100年近くも愛され続けているということを考えると、その価値が分かる気がします!
なんといっても、やさしい成分と共に、やさしい価格帯!私も赤箱女子デビューしてみようと思います!